走者が安全に塁を与えられる場合-1
【2個の塁が与えられる場合は「起点」に注意】
▼ボールデッドとインプレーの区別
ランナーが安全に進塁できるケースには、ボールデッド時とインプレー時のふたつがあります。前者はボールがフェンスを越えたときなど、後者はフォアボールなどです。
▼2個の塁が与えられる場合
安全進塁権が最も多く発生するのは、2個の塁が与えられるケースです。たとえば、野手の送球がボールデッドとなる区域に入ったときなどですが、これには次のふたつがあります。
①打球を処理した内野手の悪送球
たとえば、ランナー1塁でバッターがサードゴロを打ち、3塁手が1塁へ暴投したときなど、打球処理直後の内野手の最初のプレーに基づく悪送球の場合は、ピッチャーが投球した時点を起点として2個の塁が与えられます。
したがって、打者走者は本塁から2個、ランナーは1塁から2個の塁が与えられ、2・3塁となるわけです。
このケースは「テイクワンベース」といわれることがありますが、これは間違った表現です。投球時の位置から2個の塁を与えられるというのが正しく、悪送球があったときに進んでいた塁からもう1個進むという意味はないので注意しましょう。
②①以外の悪送球の場合
悪送球をした野手が、ボールを手から離した時点が起点となります。たとえば、外野手の送球が暴投となった場合、ボールを投げた瞬間、ランナーがセカンドベースを踏んでいればホームインできますが、一歩でもベースの手前なら3塁までしか進めません。
これも、悪送球がスタンドやベンチに入ったときにいた塁が起点だと勘違いしやすいので気をつけてください。